工場独立

現在工場に勤めています(一人)。プラスチックの加工をします。会社は営業マン3名とパートさん2名で、貸し工場と会社は少しはなれています。会社から独立してそのまま工場・道具を借りてやっていきたいと思っています。
社長の方には以前にも話をしていますが、自分と会社としての利益分を考えてどのくらいの割合で(6:4など)話を進めていけば妥当なのでしょうか?また光熱費や工場の借り代など他にも最初にはっきりさせておいた方がいいことをおしえていただきたいです。

独立されると言うことは、これから会社には依存せず、主要な取引先の一つとしてお付き合いされることになるのではないでしょうか。
そう致しますと、工場の賃料は「賃貸契約書」を作成して双方が納得できる価格を設定し、光熱費は貴方様一人が工場をご利用になるのでしたら、実費部分を全て負担されるなど、合理的に決めるのが本来の姿かもしれません。
さらに、利益を会社と分けるという考え方ではなく、売上に対してロイヤリティを設定したり、契約の都度会社への販売手数料を設定するなど、双方が独立した立場での契約をするべきかもしれません。

これまでの関係上、ある程度は相互扶助の関係は続くとは思われますが、大切な経費の負担などは、はっきりと契約書類にしておくことをお勧めします。

なお、個人事業主となりますと、記帳から申告までを自分で(税理士に依頼するなど)行い、売上が1千万円を超えますと将来消費税の申告義務も発生するなど、給与をもらっていた時代と立場が異なってまいります。
これらも踏まえ、税理士などの専門家の意見も聞きつつ、万全の準備をされることをお勧めします。

居林順二税理士事務所

2011/1/27 木曜日

光熱費は実費負担として、
家賃については、しっかり賃貸借契約書を作成することです。
敷金の有無・修繕費の負担・返却時の現状回復義務等
を考慮する
工具については、消耗品であり少額なら無償で借りるか
消耗品のためあまりリ-スは向かないのかと思い、買い取りが良いかと思います。
設備があるならしっかり家賃に含めて契約か、別契約かをはっきりさせる。                
最後に、上記はすべて固定費のため、固定費を賄えるだけの利益が確保できるかをシュミレ-ションすくことをお勧めします。

石橋税務・会計事務所

2011/1/28 金曜日