退社前の合同会社設立について

新規事業のために一人合同会社の設立を考えております。

ただ、現在は副業禁止の会社に勤めており、来年の3月末で退社するのですが、退社前(12月~1月くらい)に合同会社の設立を行っても、勤め先の会社に知られたりはしないのでしょうか?

なお、新会社の決算期は設立月の一か月前に設定し、私の役員報酬は15万円ほどに設定する予定です。

年内の所得はないため、税金の面などで知られる可能性は低いと考えていますが、ご回答いただきたくよろしくお願いいたします。

新会社の存在を会社に知られる心配をされているということですが、会社を作ったというだけでは他の誰かに知られてしまうという可能性は0ではないですが、相当に低いのではないかと思います。

副業を知られるのではというご質問を時々お受けしますが、副業が知られてしまう原因の大部分は副業の現場を知人に見られることと自分がSNS等で情報発信してしまうことが最も多いようです。たとえ副業で収入を得たからといって、自身の収入や確定告書を誰かに見られたり知られたりといったことはないのではないでしょうか?
提出された申告書は個人情報を含んだ公文書になりますので他人が情報開示を求めることができない書類となります。
裁判所の判例でもありましたが、副業をされているからという理由で事業主は直ちに解雇をすることは難しいという事例がありました。副業を禁止する理由は仕事中に居眠りをしたり競業避止義務に抵触したりと本業に重大な影響や損害を及ぼす可能性がある場合に限られます。
 
たとえ知られても黙認してもらえるケースもありますし、本業に迷惑をかけないようにという配慮をして、空いた時間に自身の会社の仕事をするというようにメリハリをつけて時間を有効に使っていただくのがいいのではないでしょうか?

2014/11/16 日曜日