贈与税に関して

贈与税に関してお聞きしたいのですが、自分の親から年間110万円までは非課税で無条件で現金をもらえるという解釈でよろしいですか?

その場合、母親から110万、同時に父親から110万といった形でもらうことも非課税で可能ですが?

さらに、僕の妻にも僕の父親から110万、母親から110万も同時に非課税でもらうことは可能ですか?

個人と個人の間で110万なのか?
あげるほうも、もらう方も、夫婦1組で対象なのでしょうか?

 贈与税はその年の1月1日から12月31日までの1年間に、「贈与により取得した財産の価額の合計額」から基礎控除額の110万円を控除した金額に対して課税されます。この場合の基礎控除額は、贈与を受けた人について1年間で110万円です。
 したがって、1年間にご両親から110万円ずつ220万円の贈与を受けた場合、その贈与を受けた財産金額の合計額から控除できる基礎控除額は「贈与者の人数にかかわらず110万円」となり、220万円-110万円=110万円に対して贈与税がかかることになります。

宮田会計事務所

2011/2/22 火曜日

質問1.毎年、基礎控除額以下の贈与を受けた場合

贈与税に関してお聞きしたいのですが、自分の親から年間110万円までは非課税で無条件で現金をもらえるという解釈でよろしいですか?

各年の受贈額が110万円の基礎控除額以下である場合には、贈与税がかかりませんので申告は必要ありません。
ただし、10年間にわたって毎年100万円ずつ贈与を受けることが、贈与者との間で約束されている場合には、1年ごとに贈与を受けると考えるのではなく、約束をした年に、定期金に関する権利(10年間にわたり毎年100万円ずつの給付を受ける権利)の贈与を受けたものとして贈与税がかかりますので申告が必要です。
なお、その贈与者からの贈与について相続時精算課税を選択している場合には、贈与税がかかるか否かにかかわらず申告が必要です。

質問2.複数の人から贈与を受けたとき(暦年課税)  
その場合、母親から110万、同時に父親から110万といった形でもらうことも非課税で可能ですが?
さらに、僕の妻にも僕の父親から110万、母親から110万も同時に非課税でもらうことは可能ですか?
個人と個人の間で110万なのか?
あげるほうも、もらう方も、夫婦1組で対象なのでしょうか?

暦年課税の場合、贈与税はその年の1月1日から12月31日までの1年間に、贈与により取得した財産の価額の合計額から基礎控除額の110万円を控除した残りの額に対して課税されます。この場合の基礎控除額は、贈与をした人ごとではなく、贈与を受けた人ごとに1年間で110万円となります。
したがって、1年間に複数の人から贈与を受けた場合、その贈与を受けた財産の価額の合計額から控除できる基礎控除額は贈与者の人数にかかわらず110万円となります。

山口経営会計事務所

2011/2/23 水曜日