土地の売却時期について(節税対策)

質問いたします。
祖父の土地売却時期について悩んでいます。

95歳の祖父には約3000万円で売却できる土地があります。
祖父が亡くなった場合、土地は売ってしまうという話になっています。

ですが現状パーキングとして利用していますが収益が少なく固定資産税を差し引くと赤字になっているため、祖父が亡くなる前に売った方が良いのではという話になっています。

ちなみに今土地を売っても相続はしません。

【家族構成】
祖母、長男(夫婦ともに他界のためその息子の長男と次男)、次男、長女

【質問】
約3000万円のため相続税はかからないという認識ですが、所得税の差として、「今売った場合にかかる祖父の所得税」と「亡くなった後、相続してからそれぞれにかかる所得税の総額」の差は同じなのでしょうか?

また、その他何かかかってくる費用があれば教えてください。

土地の分離課税譲渡所得の税額計算について
前提として長期譲渡に該当するものとする、また、特別控除の適用は無いものとする。

譲渡金額-取得費-譲渡費用=譲渡所得×20%(所得税・住民税)

取得費が不明の場合は、譲渡金額の5%とする事が出来る。

譲渡に係る費用として
・仲介手数料
・契約書の収入印紙
・その他譲渡に係る費用(整地費、撤去費用など)

譲渡者が祖父の方でもその他の方でも譲渡所得の計算方法については同じです。

ただ、相続については、その土地の名義変更を行うと、登記費用等や不動産取得税が発生することになります。

以上、分かる範囲での参考解答ですので、詳細については専門家にご相談ください。

回答税理士

岡谷洋志税理士事務所

2014/8/30 土曜日