離婚の際の家の名義変更について

夫の不倫により、離婚をすることなりました。
現在、住宅ローンのある持家に住んでおり、住宅名義は夫(五分の四)、私(五分の一)の連名で、住宅ローンは夫の名義となっております。
土地は、私の父の名義で、また担保となっております。
夫にはローン返済後(約10年後)に住宅の名義を私に変更することを了承してもらっているのですが、その際、贈与税がかかるかもしれないと聞きました。
(質問1) やはり、贈与税はかかるのでしょうか?かかるとしたらいくらぐらいかかるのでしょうか?家自体は2000万円でした。
(質問2) 仮に、離婚時(ローン完済前)に名義変更をした場合、あと3年程受けられる予定だった住宅ローン控除はなくなり、その分を私が負担することになるのでしょうか?
いつの時点で、名義変更すればいいのか悩んでおります。
無知な質問で申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願いします。

慰謝料として決まっていれば贈与税がかかることにはならないかと思いますが、この点を公正証書などのかたちで、しっかりと不動産の名義変更を条件にしないと、贈与という可能性も残ってしまうかと思います。
税金とは関係ないですが、この住宅ローンをきちんと払っていくかどうかが確実ではないので、払わなかった場合の手当もした方がいいかと思います。
仮に土地建物の両方をローンで買ったのであれば、売却して現金化がすっきりしますが、土地がお父様名義という事なので、それも微妙かと思いますので。

2011/6/6 月曜日

質問1
財産分与としての名義変更であれば贈与税は課税されませんが、公正証書等で事実関係を証明できるようにしておくべきと考えます。

質問2
離婚時に名義変更した場合には、ローンを負担するご主人にとっては自分が居住していない家屋のローンを負担することになり、住宅ローン控除の適用は難しいと思います。

ただ、その場合はあくまでもご主人が住宅ローン控除の適用を受けられない(=税金が増える)というだけで、離婚後の奥様の負担が増すことにはならないと思います。

中井康道税理士事務所

2011/6/6 月曜日