新築購入 祖父からの援助の贈与税について

はじめまして。
ご相談させて頂きたいことがございます。

平成24年2月に建設、3月より入居予定の新築マンションを購入予定です。
その際、祖父から2600万円の援助を受ける予定です。

平成23年3月までに入居可能であれば1500万円までの援助は贈与税がかからず、それ以降の入居になると1000万円まで枠が小さくなると、雑誌なので認識しております。

新築購入にあたり、できるだけ経費をかけたくないので贈与税もできるなら抑えたいと考えております。

単純に思ったことを質問させて頂きます。

【質問1】
平成22年に1000万、平成23年に1000万、平成24年に600万と分けて新築購入の目的として祖父から贈与を受けた場合、贈与税はかかりますか?

【質問2】
贈与税を抑える方法があれば教えてください。

お手数ですが宜しくお願いいたします。

 自分の居住用住宅を取得するために祖父母、両親から資金の贈与を受けたときは、平成22年の贈与については1500万円まで、平成23年中の贈与については1000万円まで非課税とされています。贈与を受けた翌年の3月15日までに居住開始するとか、20歳以上であるとか、の要件があります。従って3年間の贈与すべてに適用があるわけではありません。
 もう一つの特例は、ご両親からの贈与について(両親が健在の場合の祖父母からは適用ありません)相続時精算課税の贈与を適用すれば、贈与を受けた時は2500万円に達する場では課税されませんが、2500万円を超える部分については20%の贈与税が課税されます。又将来贈与者が死亡したときには、その人の相続財産として相続税の課税財産に加算され精算されます。
 いろんな条件等がありますので、国税庁のホームページ又は税務署からパンフレットを取り寄せてご検討ください。

2011/2/7 月曜日

質問1.かかります。
 22年に1610万円の贈与を受け翌3月に居住した場合に非課税となります。
 居住が24年ではこれに該当しませんので1000万贈与があると230万の贈与税がかかります。よってこの贈与はすすめません。

 23年に1110万円の贈与を受けた場合は全額非課税です。

質問2.22年は単純な贈与でいくらかもらえばいいと思います。
 110万までなら非課税。
 例えば500万ならおよそ48万の贈与税がかかります。が、一度に1000万だと前述のように相当な額になってしまいます。

 とにかく単純贈与なら税率を低くなるように金額を決めればいいと思います。

櫻井税理士事務所

2011/2/7 月曜日

質問2について
祖父と養子縁組をすることが考えられます。きちんと祖父の意思を確認して市区町村に養子縁組届出をする。
養子縁組をすると戸籍に残ります。なお、そのへんの事情を考慮してご検討ください。
祖父と養子縁組をすることにより、相続時精算課税制度をご利用することができます。
条件がいろいろとありますので税務署または税理士事務所にお問い合わせください。

福島税理士事務所

2011/2/8 火曜日