自宅残債ローン返済に伴う贈与税について

このたび、自宅を売却して住み替えを検討しています。
現在、自宅の残債は合計1200万円で、主人と私の共同名義の為、それぞれ600万円ずつの残債となります。

自宅を売却し、その売却金額の中から残債を一括返済する予定でした。

ただ、先に住み替え先に希望の土地が見つかり、今回、別の金融機関で融資申請をし、審査が通りました。
(今度の家は、主人1人のローンになります)
ただし、融資の条件は現状の残債を返済する事となります。

そこでご相談です。
自宅売却金からそれぞれ600万円ずつ返済するのは勿論可能ですが、現状すぐに返済となると、主人の貯蓄から返済するしか方法がありません。
もちろん自宅売却後、すぐに600万円を私が主人に渡す予定でいますが、仮に売却完了後に夫婦間で正しい状態に清算すると言っても、贈与税はかかるものでしょうか。

何か書面を交わすなどで贈与税に該当しないで済む方法はありませんか。

ご教授お願い致します。

書面で「金銭貸借契約書」を作成し、返済期日、返済方法、金利の利率などを記載し、契約書通りに返済していけば贈与の問題はないと思われます。

上間智志税理士事務所

2011/2/3 木曜日

夫婦間で金銭の貸し借りが贈与と認定されないためには、「金銭消費貸借契約書」を作成し、返済期間、返済金額、利率等を明示するとともに、契約書通りに返済したことを裏付ける証拠(銀行振込等)を残すことが必要です。返済計画等が漠然としている場合には贈与と認定される可能性もありますのでご注意ください。

2011/2/3 木曜日