高齢の夫名義の古い貸家を 妻に生前贈与か いずれ贈与か

43年連れ添ってる夫名義の家に住んでいます。 10年ほど前にもう1軒夫名義で購入し 現在貸家にしています
私どもには 娘が二人とも結婚して独立しています 高齢の夫が病気で入院退院を繰り返し 貸家を妻名義に変更すると言ってます 土地込み家屋は900万で購入  現在は600万弱位の評価価格です  生前贈与か万が一のことが有ってからの相続の方が 
税の負担が軽いのか お教えください

こんにちは、税理士の八木俊助です。

一般に不動産の名義の変更をすると、贈与税のほかに名義変更登記に伴い多くの経費がかかります。

それに対し、相続で登記した場合には、この名義変更登記が贈与の場合に比べかなりやすく済みます。

したがって、贈与税、相続税を無視して考えた場合には、基本的には、贈与せず、相続の方が有利になります。

ただし、贈与したいという個人的な希望や、相続税対策での贈与した方が有利という場面はあります。

相続対策で贈与が有利かどうかは、ご主人の有している財産の総額がわからないことには判定できません。
まずは、相続税がどれくらいかかるのかを確かめることから考えられてはいかがでしょうか?

八木俊助税理士事務所

2012/7/18 水曜日