親からの援助について

マイホームの購入を検討しています。新築物件で建築条件付きで計3100万円。両親からは父1000万円、母1000万円、両親が私名義で貯金した800万円の計2800万円の援助が受けられるのですが、贈与税が気になります。1000万円は控除になるとのことですが、なにか他にも控除になる方法や申告しなければいけないことはあるでしょうか?
よろしくお願いします。

原則として、
贈与額2800万円-住宅取得資金控除1000万円-基礎控除110万円=1690万円に対して贈与税が課税されます。
税額は、
1690万円×税率50%-控除225万円=620万円となります。

その他控除となる方法のポイントは、2つです。
1.贈与税には、暦年の1年間で110万円までは控除できる制度があるため、800万円の預金をどういう形で資産形成されたのか(たとえば毎年100万円貯金して8年間で800万円になったなど)によって全額無税でいける可能性があります。

2.24年度税制改正大綱では、省エネ耐震住宅については1500万円の控除(現在は1000万円)を受けられるようになる見込みです。この条件に該当する物件を検討するのも節税になります。

なお、以上のコメントは、ご両親とご自身の年齢やご購入されるマイホームの条件や、以前に相続時精算課税制度という制度を利用していないかなど様々な条件を満たしている必要があります。
いずれにしても贈与税は税率が非常に高いため、判断を誤ると大きなしっぺ返しを受けますので、税務署等で事前相談を受けるなど慎重に対応なさってください。

宮岸会計税理士法人

2012/2/3 金曜日