確定申告の必要性について

妻が、今年5月から自宅で料理教室を開いています。毎月2~3回開催して月間売上は7万円~10万円くらの間です。経費は、食材、電気代・ガス代・水道代(公共料金は、月次請求額の20%~30%を計上)、テーブルクロスのクリーニング代、レシピの印刷代、アシスタント代(私が手伝っていまして一回毎に5,000円です)などで、売上の約78%程度です。従いまして5月から12月までの売上見込みは、約70万円、経費は約53万円で、所得額は17万円程度です。妻は、他に収入はありません。この場合妻は、確定申告が必要でしょうか。

所得金額が所得控除の合計額を超えない場合は、確定申告書を提出する義務はありません。
所得控除とは、基礎控除、社会保険料控除、扶養控除、医療費控除などのことで最低でも基礎控除額が38万円あります。
ご質問によりますと、所得金額が17万円とのことですが、配偶者であるあなたへのアシスタント代は必要経費になりません。(あなたの所得にもなりません)
その他の経費が適正なのかどうかは文面だけでは判断しかねますが、収入金額から必要経費をマイナスした所得金額が38万円以下であれば確定申告書を提出する義務はありません。

宇佐美税理士・社会保険労務士事務所

2011/2/4 金曜日

所得税が発生しないと思われるので、確定申告の必要はありません。
ただし、収入がありそうな人が確定申告をしなかった場合、税務調査といって、税務署の職員が帳簿類を調べに来ることがあります。
調べに来られたときに、経費の領収書等を保管していないと、所得税が発生しない旨の主張が難しいため、売上明細や経費の領収書等は7年間保存しておいた方がいいです。
私個人の意見としては、納税額が0円でも、時間があるようであれば確定申告をすることをお勧めします。

2011/2/4 金曜日