はじめての確定申告について

来年から確定申告をしようと考えているものです。
まったく知識がないので、ここで質問させていただき、
知識を得ながら次の段階へ進めたらと考えています。
よろしくお願いします。

一昨年の秋から自宅で翻訳の仕事を開始しました。

定期的に仕事を得られるようになり、昨年は年間の収入が300万弱になったのですが、確定申告に関する知識が全くなかったので、市役所から送られて来た「市民税・県民税申告書」に、年間の収入を「雑収入」として記載し提出しました。

経費は携帯電話の利用料と購入したパソコン代を記入しました。
いまは実家に住んでおり、他の仕事はしていません。

[1]「雑収入」という分類は正しかったでしょうか?

[2]「市民税・県民税申告書」と「確定申告」の違いは何ですか?

[3]今後は翻訳を本業としたいのですが、この位の年収でも税理士さんに有償で相談をするメリットはあるでしょうか?

以上よろしくお願いします。

税理士の清水と申します。
下記についてお答えしますので、参考にして頂ければと思います。

[1]「雑収入」という分類は正しかったでしょうか?
→翻訳の仕事は事業所得というものになり、その収入は売上(翻訳の報酬)と備品の売却などの雑収入に分けられます。年間の収入は正確には売上ですが、税金は両者を合算して計算しますので、税額には影響ありません。

[2]「市民税・県民税申告書」と「確定申告」の違いは何ですか?
→市民税、県民税申告書はその名の通り、市と県の税金の申告です。確定申告は国の税金(所得税)の申告です。
通常は確定申告をすると市と県にも申告書が自動的に提出されるため、確定申告のみ行うことになります。
質問者様は確定申告をされていないので、期限は既に過ぎていますが、早急に確定申告された方がいいです。
ただし、翻訳報酬は通常、所得税が源泉徴収(税金が天引きされること)されていますので確定申告することで税金が戻る場合もあります。

[3]今後は翻訳を本業としたいのですが、この位の年収でも税理士さんに有償で相談をするメリットはあるでしょうか?

→年収としてはご自身で申告されている方が多いと思いますが、税理士に依頼した場合のメリットは下記のようなものがあります。
・記帳、申告の手間が省ける
・ケースによりますが、節税できることがある
ただし、費用がかかりますので費用とメリットで比較され方がいいと思います。

回答税理士

清水明夫税理士事務所

2014/7/9 水曜日