[大学院生]複数からの収入がある場合の確定申告

27歳の大学院生(最終学年)です。
現在、3ヶ所でのアルバイトに加え、旅費補助が2件、謝金が1件あります。
来年に確定申告が必要のようですが、初めてのため、対処方法が分からない部分があります。ご教示お願い申し上げます。

〔私自身について〕
父の扶養に入っています。来年は、就職に向けて専門学校に通うため、上京して一人暮らしを始める予定です。

〔支給された金額について〕
今年支給された金額は、現時点で1,075,680円です。内訳は以下の通りです:
 1. 大学での講義補助アルバイト(304,000円)
 2. 塾での講師アルバイト(190,400円)
 3. 清掃アルバイト(397,500円)
 4. A研究集会に参加した際の旅費補助(35,600円)
 5. B研究集会に参加した際の旅費補助(68,180円)
 6. 研究補助の謝金(80,000円)
1.および3. については、上記金額からそれぞれ400円、12,170円が所得税として引かれ、銀行に振込まれています。

〔源泉徴収票に関する質問〕
【質問1】上記1.~6.の各支給者から源泉徴収票をもらわねばなりませんか。
上記2.は長年やっているのですが、これまでに一度も源泉徴収票をいただいたことがありません(毎月の給与明細は、保管してありますが)。作成を依頼すべきでしょうか。
また、4.・5.・6.については支払通知書というものだけが届いています。

〔金額に関する質問〕
【質問2】上記5. については、「日当(計8,800円)、宿泊料(計29,400円)、交通費(計31,900円)、調整額(-1,920円)」という内訳なのですが、いくらが収入としてみなされるのでしょうか。

【質問3】引越しに備え、手元にある専門書を古書店へ売りに行こうと考えていますが、この時の受取金額も収入とみなされるのでしょうか(みなされる場合は、領収書をもらえば良いのでしょうか)。

【質問4】年末までアルバイトを続けると、117~140万円になる見込みです。なるべく多く稼ごうと思いますが、130万円未満に抑えるのが良いと言う話を聞きました。私は「超えた分で、過去の(学生納付特例で猶予されている)国民年金を追納すれば良いのではないか」と考えておりますが、この考え方は間違っていますか。

【質問5】父の扶養から外れた場合、一人暮らしを始める際に何か影響はあるのでしょうか。

質問は以上の5点です。長文失礼いたしました。

【質問1】
1~3については給与所得に該当するため申告の際に源泉徴収票の添付義務がございますので必ず入手いただきますようお願い致します。
4~6については、雑所得又は給与所得かと思いますが、内容にもよりますので支払者の方にご確認お願いします。仮に給与ということであれば同じく源泉徴収票が必要となります。

【質問2】
給与所得であれば交通費等の非課税の規定はありますが、雑所得であればこの68,180円の金額を収入とし実際にかかった経費(宿泊費、交通費など)を控除した残額が所得となります。

【質問3】
1個又は1組が30万円以下の生活用動産の譲渡は非課税とされています。

【質問4】
130万円といわれている根拠ですが、まず給与収入130万の場合、所得にすると65万円となります。ここから基礎控除38万円(どなたにもあります)勤労学生控除27万円(一定の学生に限る)を控除すると課税所得が0円となり所得税は課税されません。
ただお父様の扶養となるには所得38万円以下でなければなりませんのでこの場合扶養からはずれお父様の所得税等が増加する可能性がございます。

【質問5】
一人暮らしをされた場合でも所得基準(38万円以下)の範囲内であり親御さんから生活の援助を受けられている場合には、別居であっても扶養にはいることは可能です。

以上簡単ではございますが参考にしていただければと思います。

回答税理士

2013/10/31 木曜日