節税対策について

ご質問させていただきます

零細法人企業の役員の者です
決算月が9月です

残り半年後には決算期を迎えます
今期の利益がこのまま行けば3千万ほど上がりますので、深刻に節税対策を考えていまして、
不動産収益物件購入(5千万)
平準定期保険加入(年払い2百万)
営業車中古購入(5百万)
飲食店出店(3百万)・・・
などを考えているのですが、如何なものでしょうか

たとえば3月に銀行から融資を受けて5千万の不動産購入をして、決算が9月ですので、購入月の3月~9月までの損益としての計算しかされないのでしょうか、不動産以外の場合も、その月の時点からの算出になるのでしょうか
それと上記内容(計6千万)を全て実行したとすれば、今期推定の利益3千万からどれくらい下げれますでしょうか

宜しくお願いいたします。

回答させていただきます。
参考になれば、幸いです。
それぞれの、節税策について検討していきます。
まず、収益物件の購入ですが、不動産の購入は通常土地と、建物に分かれます。この内、土地部分は費用にはなりません。建物部分について、耐用年数に応じて一年間の償却費の計算をし、さらに決算までの月数により月割償却を行います。
不動産の購入にかかる付随費用のうち、購入業者に支払う手数料も経費になりませんから、注意が必要です。(取得資産に含めて減価償却を行います。)
ただし、不動産取得税等の税金は経費となります。
償却をするという意味では、中古車の購入も同じ考え方です。
耐用年数により一年間の償却費を計算し、事業に使った月数により月割計算となります。
平準定期保険は、全額経費になるか、確認が必要です。
契約年数と、保険期間によって、半額経費になるケースが多いです。
飲食店出店の、300万ですが、これは支出の内容によります。店舗を借りるための費用は、退去時に戻ってくる金額は経費とはなりません。
また、青色申告であれば、30万円以上の消耗品は償却資産となり、減価償却が必要となります。(白色では
10万以上)
食器等を、通常使用する以上に沢山購入しても貯蔵品となり、経費にならないことになるので、注意が必要です。
他にも、いくつか節税手段はありますので、顧問の税理士さんに相談されることをお勧めします。
税理士さんによって、得意な節税策があると思いますよ。

 税理士法人オグシ会計事務所

2011/3/7 月曜日