相続税、贈与税について

先月、父親が亡くなりました。
その時、発生した生命保険に関しての質問です。

父親は昔に、離婚をしており家族構成としては、父と私の二人家族になるのですが、そして生命保険の受取が私になっていて受取ったのですが、父親には翌月に結婚(籍を入れる)する相手がいました。

父親が死に間際に、その妻(予定)に生命保険から1,000万渡して欲しいと言われました。

父親の最後のお願いと意思を尊重したいのですが、まとめて渡すと税金がかかるとか、年間100万までにすれば税金がかかるとか、かからないとか・・・

100万円を10年間に分けて渡すのは正直、精神的に負荷になります。

ならべく税金がかからないようにまとめて渡せる方法はあるのでしょうか?

教えてください。

川崎市の税理士の五味英樹と申します。
私見ですが、ご回答を差し上げます。

1000万円を他人に贈与するとなると、おっしゃる通り、無税ですと、年間100万円×10年が無難ですね。
1年で贈与すると約230万円の贈与税となってしまいます。

お父様がお亡くなりになる前に保険の受取人を変えておけば、なんら問題なかったのですが…

ただ、贈与税は貰った側が納税者となるので、10年の負担が嫌でしたら、1,000万円を渡してしまい、貰った側が税金を払うということも考えられるでしょう。
もらう側が贈与税が嫌というなら、10年間はあなたが我慢して、100万円づつ贈与すればよいでしょう。

「まとめて渡せる方法」は、他には難しい(ない)と思われます。

以上、私見ですがご回答差し上げます。
宜しくお願いします。

税理士 五味英樹事務所

2012/6/21 木曜日