相続、贈与方法について

初歩的な質問で申し訳ありません。
80歳の父が他界し、母(75歳)と私の実兄(50歳、独身)が自宅(一戸建)に住んでおります。
不動産の名義は父と実兄の共同です。私(49歳)には妻(46歳)と子(15歳)がおりますが、母と実兄には他に血縁者はおりません。

最近、母と兄から将来の贈与・相続についての相談を受けております。現在築後15年、土地込みで約2000万円の評価(売却)額とした場合、
【質問1】私達夫婦又は子(母から見れば孫)が相続、贈与された場合、税金はどうなりますか?
【質問2】このような場合、他の皆様は、どういった相続、贈与をなさる場合が多いですか?
【質問3】子(母から見れば孫)に相続、または贈与する場合、一般的な手続きはどうすべきですか? 

以上について御教示願います。
ちなみに、現在、不動産を処分する必要はありませんが、私達(子供を含む)は将来、父母の家に住む予定はありません。

質問1については
暦年贈与をしますと1人あたりの贈与の金額が110万円を超えると税金がかかります。相続時精算課税制度を使えば2500万円まで贈与税がかかりません。
具体的な制度及び贈与税の計算方法等については、税務署でご相談ください。

質問2については
母と実兄には他に血縁者はいないとのことですので、
贈与をしなくても相続が発生すれば、いずれは相続されることになると思いますので、贈与をしないで放っておかれる人が多いかと思います。

質問3については
孫へ贈与するとすれば、暦年贈与の方法(相続時精算課税を現在利用するには、贈与者は65歳以上の親、受贈者は贈与者の推定相続人である20歳以上の子の要件を満たさないため利用できない。)になります。

福島税理士事務所

2011/5/13 金曜日