副業としての個人事業主

質問させていただきます。
【質問1】
副業として個人事業主を届けてしております。この場合、会社からの所得税と事業からの事業税を合算して納めるべき税を算出するという理解でよろしいでしょうか。また、給与としては約800万、事業からは最大でも100万くらいの収益を予想しているのですが、税的に個人事業を副業としたために損する可能性はございますでしょうか。

【質問2】
名刺などに自宅住所を記載したくないので、バーチャルオフィス(実質住所のみ)を数千円で使用しております。仕事は自宅で行っている場合、確定申告(白色)には、上記2つを経費として計上できますでしょうか。

何卒よろしくお願い致します。

質問1について
 
 合算という考え方で合っています。ですが、会社からの給料は給与所得、事業から生ずる所得は事業所得となり、どちらも所得税です。申告書では分けて記載することになります。
副業にもいろいろあり、事業所得になるものや雑所得になるものがあります。雑所得になると、赤字を給与所得などとは相殺できません。

 副業をしたことにより損が発生するかですが、税金というのは稼いだ利益(収入-経費)の15%~40%程度(これくらいの所得であれば)払うことになります。ですから、残り60%以上は手取りになるわけです。稼いだ以上に税金をとられることはないので、税金の面では損はありません。たとえば、その確定申告のために税理士に高いお金を払ったりすると損と言えるかもしれませんが(笑)

質問2について

 経費についてですが、当然、その所得を得るために使ったものでないと経費となりません。バーチャルオフィス分は経費となりますが、ご自宅分は全額は経費とはならないでしょう。使用している面積按分など、説明できる分だけ経費にしてください。

2011/7/25 月曜日