合同会社の資本金について

開業資金は1000万で秋に起業を考えています。
(自己資金200万に親からの借受けが200万、金融機関からの融資が600万)
その際、合同会社を設立する予定なのですが
資本金を200万円にするか400万円にするかで悩んでいます。
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増資のメリットは信用が上がること
増資のデメリットは税率が上がること(ただし200万円も400万円も税率は変わらない)
と認識していますが、その他の面(失敗時のリスクなど)でメリット/デメリットはありますでしょうか?

はじめまして。
税理士の吉川と申します。

平成18年に会社法が施行されてからは、資本金は単なる
数値となりました。株式会社は1,000万円、有限会社は
300万円とされていた最低資本金制度もなくなっています。
従って、資本金が会社規模の大小を表すとは、必ずしも
言えなくなってきています。
大きな会社でも、タックスメリットを享受するために、
意図的に資本金は小さくしている会社もあります。

その他、例えば銀行からの融資を受ける場合、資本金の
大小が関係あるかというと、資本金の大小と融資審査は
関係ありません。
銀行は資本金の大小ではなく、融資先の返済能力が
あるかないかで融資を判断するためです。
資本金が100万円であってもきちんと利益をあげて
いれば、返済能力はあると銀行は考えます。

>> その他の面(失敗時のリスクなど)でメリット/デメリットはありますでしょうか?

もちろん自己資本が厚いに越したことはございません。
全額自己資本で賄えれば安心ですが、事業拡大のため、
ある程度は他人資本(融資)というリスクを
取らなければならない部分もあろうかと思います。

よろしくお願いいたします。

吉川直樹税理士事務所

2012/8/21 火曜日