土地の贈与・譲渡について

以下 質問があり ご教示のほどお願いいたします。

現在 私は 母親所有の土地に家を建て居住しています。
土地:母親の名義
建物:私の名義 
となっております。
母親とは同居しておりません。
また 土地の賃貸費用として 毎月母親には相場以下の金額ではありますが支払っております。ただし手渡しなので特段の履歴は残っておりません。

事情があり この土地と建物を売却して新たに住居を購入しようと検討しております。その際にかかる税金について教えてください。

(質問1)
母親から土地を贈与してもらい、その土地を売却するにあたっての税金が発生するのでしょうか?土地の購入は昭和47年頃と古く、土地相場も上がっており、当時の購入価格と売却価格の差額は1500万円程度の見込みです。

(質問2)
兄弟がいるのですが 贈与にあたって法律的に同意書などが必要でしょうか?

以上よろしくお願いいたします

質問1
 1.「土地を贈与してもらう」→贈与税(私にかかる)
 2.「同上、但し相続時精算課税を使う」→贈与税(無税)  
 3.「母から土地を購入する」→所得税(母にかかる)
 比べると、2の方法が一番税金が安いと思われます。
 贈与を受けると土地の原価(購入価格)は引き継ぎますので、その後、その土地を売却すると「居住用財産の300万円特別控除」が提要され無税で売却できます。
 2.の方法をお勧めいたします。

質問2
 同意書は必要ありません。
 しかし、今回受けた贈与は民法上「特別受益」というものになり、お母様の相続が発生するとその贈与が相続分に加味されますのでご注意を。

以上、回答とさせていただきます。
宜しくお願いします。

税理士 五味英樹事務所

2012/6/8 金曜日