節税マンション経営

給与年収が3,000万程度あるのですが、節税対策を考えています。
最近、投資目的でマンションを購入し、損益通算で税金控除を受けられるとの電話勧誘が不動産業者からあり、迷っています。業者を頼るよりは自分で賃貸として現在利用されているマンションを購入し、損益通算を利用する方が得だと思うのですが可能なのですか。また、その際のリスクはどの様な事があるのでしょうか。ご教授ください。よろしくお願いします。

不動産投資については、利回りを考えて投資されたらと思います。
資金に余裕があるようでしたら中古アパート又は中古マンションの一棟買いをお勧めいたします。
ライフプランにおいて長期的な安定した収入を確保するのに不動産投資が人気があります。
リスクについては
物件の当たり外れ、耐震性、修繕、空室率のリスクがあります。
節税についは、個々の事案ごとにご検討する必要がありますので、税理士にご相談ください。

福島税理士事務所

2011/7/14 木曜日

損益通算の意味合いを再考されたほうがよいかと考えます。

基本的には給与所得がプラスで、不動産所得がマイナスになりそれを合算することで給与所得で天引きされた所得税の還付を受けるということです。

となると損益通算目的ということは当初から不動産所得がマイナスになることが前提です。不動産所得の場合は収益(受け取る賃料など)から経費(固定資産税、修繕費、減価償却費など)をマイナスして計算します。これがマイナスになるということです。このうち減価償却費はキャッシュアウトのない経費ですが、どの程度の赤字が発生するのかを十分にシュミレーションしておかないと還付金が受けれる以前に思わぬ損失を受ける可能性があります。

給与所得が3000万円ということで高額な所得税を負担されていると思いますので節税目的というのは魅力的とは思います。しかし、個人的にはマンション投資の場合には節税というよりも、収益の見込みと修繕や空室によりどの程度損失を受ける可能性があるのかを純粋に投資として検討されるべきだと思います。

中井康道税理士事務所

2011/7/14 木曜日