父は経営者です。長男が将来 引き継ぐのですが・・・?
父は 経営者で後期高齢者です。
長男は 専従者です。
父は世帯主で 自宅も父名義です。
<質問1>
自宅を担保に 金融機関からの借入れがあります。長男が 経営者になれば 借入れや 担保になっている自宅も 全て引き継ぐことになるのでしょうか?
<質問2>
上記の全てを引き継ぐと どんな税が課せられますか?
税理士の五味(川崎市)です。
私見ですが、ご回答差し上げます。
質問1
長男様へ事業を承継されても、自宅の名義(所有権)はお父様のままになります。(贈与、売買等がない限り)金融機関からの借り入れはご長男様の名義にした方が自然と思われます。保証人としてお父上様も保証しなければならないと思います。
質問2
まずは事業の設備等を長男に売った(贈与した)ということで所得税(贈与税)がありますが、簿価での売却なら所得税はかかりません。
借入金については、名義が変われば、長男からお父上への贈与とみなされるかもしれません。したがって、お父上←長男で金銭消費貸借契約書を結び、長男がお父上に専従者給与を払うなどして、その原資から返済してもらう形がよいと思います。
