土地の名義変更について

父一人(71歳)が長年住んでいた家(父名義)を手放し、中古住宅を買って同居しようと思っています。主人の名前に名義変更をしてから家を売って中古住宅を買ったほうがいいのでしょうか?税金、贈与、相続などよくわからないので一番よい方法を教えてください。

ちなみに私は、娘です。

不動産を譲渡した場合、売却金額から購入時の取得費(購入金額から年数の経過による建物の価値を減価した額)と譲渡費用を差引いた利益について譲渡所得税がかかります。
ただし、自分が住んでいた住宅を売却した場合には、特例として利益からさらに3000万円を限度として控除できます。
ご質問のケースでは、お父さまが売却された場合、この特例が適用されるかとおもいますので、ご主人の名前に名義変更されずにそのままお父様で売却される方がいいかと思います。

売却代金で次の住宅を購入されるかと思うのですが、購入資金をお父さまが出すことになりますので次の住宅の名義はお父様になります。
単純にあなたやご主人で登記を行うと贈与税がかかります。

買い換えられる住宅の名義をお父様にしたくない場合は、直系尊属から住宅取得資金の贈与として1,500万円までの非課税制度、相続時精算課税贈与制度など、贈与税の特例がありますのでこれらを活用することになります。
詳細は、相続・贈与に詳しい税理士にご相談下さい。

宇佐美税理士・社会保険労務士事務所

2011/1/27 木曜日