会社の年末調整が終わった後、親を扶養家族にした確定申告は可能なのでしょうか？
現在、両親と同居していますが、訳あって、扶養に入れていません。
ちなみに、両親は年金額が僅かのため、扶養家族にすることができる年収です。
会社に届け出れば扶養にできるのですが、扶養手当が発生し、会社に負担をかけるため届け出していません。
そのため、年末調整でも両親の分は考慮していません。
会社の年末調整が終わった後、親を扶養家族にした確定申告は可能なのでしょうか？
税理士の清水と申します。
ご質問について回答しますので、参考にして頂ければと存じます。
年末調整が終わった後に確定申告をすることは可能です。
ただし住民税が特別徴収（住民税が給与から天引きされること）の場合、確定申告後に市町村から会社へ税額の通知が届きますが、その通知書に扶養家族の人数が記載されます。
※市町村によって通知書の記載事項は多少異なると思います。
普通徴収（自分で納付書で納税する）の場合は、通知書は届きませんが、市町村は特別徴収の推進をする方向性ではあります。
通知書の扶養人数を確認して手当をつけるかどうかは会社様によって異なるので何とも言えませんが、制度上の注意点としては上記が挙げられます。
