家の持ち分について

こんにちは。私は34歳で、35歳の夫・0歳と3歳の子供2人と暮らしています。
家の購入にあたり、16日に金消契約があり、それに伴い家の持ち分を決めるとのことで、少しでも税金など払うものが少なく、控除などを目一杯受けられる方法があればと思い相談させていただきました。

土地・建物の契約で住宅ローンはペアローンです。
頭金・諸経費の500万円は夫婦の貯金から出しました。
ローンは夫と私の半分づつで、土地1570万円・ 建物690万円×2=4520万円です。

夫と私、1/2づつなので、持ち分は1/2?とも思ったのですが、今後、私が仕事を3年後に辞める可能性もあり、「辞めた場合は夫が支払っていくので少しでも夫の持ち分を多くすればいいのかな?でもそうすると贈与税がかかっちゃうのかな?建物の固定資産税は年数経過とともに減っていくから土地の持ち分を夫が増やせばいいのかな?」 などと色々考えたのですが、どうすれば一番良いのか分からないので、アドバイスをいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

初めまして乾文彦税理士事務所と申します。

ご主人と質問者との合算で一番税額的に有利な方法をとりたいという趣旨でよろしいでしょうか。
この前提でお話させていただきます。

まず受けられる減税は住宅借入金等特別控除と言われる所得税の税額控除です。
これは今年住宅を購入されるとすれば、借入金の年末残高の1%を10年間税額控除をしてもらうというものです。
ここで重要なのはもともと20万円の所得税しか納めていないと20万円以上は戻ってこないということです。
それと最大で30万円までしか控除できないということです。

今回ですと持分を半々として2,260万円ずつとなりますが、例えば年末において借入金残高がお互いに2,200万円ずつだと夫婦共に22万円ずつの所得税の減税が受けられます。
しかし所得税22万円というのは現在の経済状況から言えば、なかなかの高所得者だと考えられます。

ご主人と質問者様の源泉徴収票を見せていただければ、ある程度最善を考えることが可能ですが、現段階では、このような説明になってしまいます。

また質問者様がお仕事を辞められ所得税が無い状態になれば減税も受けられませんので、そのあたりも加味する必要がありそうです。

固定資産税についてもご質問がありますが、これはどのような持分にしましても、変わりはございませんので、こちらは考える余地はございません。

最後に住宅借入金等特別控除を受けるためには所要件などもございますので、購入前にご確認くださいませ。

2012/10/17 水曜日