親の住宅ローンの返済を助けたいのですが・・・

昨年から、父親(67歳)が体調を崩したり、仕事中の事故などで入退院を繰り返し今現在も入院中です。
数年前に指の一部を切り落とした事もあり、これ以上仕事を続け、住宅ローンを払っていく事を難しく思いローンの一部(900万程)を助けたいと思っています。
贈与税の事もあり、どのような方法が一番の節税になるか考えているのですが、税の事に関して素人すぎて怖いです。

【質問1】
年間110万の贈与は税金がかからないとありますが、長期に渡って行うと連年贈与とみなされ、一括で税金を請求される事があるそうですね。
では、例えば毎年111万の贈与をし、小額の税金を払うのを何年も続けるというのは問題ないのでしょうか?

【質問2】
住宅ローンを一括返済するとした場合、親が子に借金をすると言う方法しかないのでしょうか?

【質問3】
住宅ローンの連帯保証人又は責務者であった場合、贈与税を気にしなくても良いのでしょうか?

※ちなみに私は親とは離れて一人暮らしをしています。

よろしくお願いいたします。

質問1ですが、
現預金の贈与につきましては、連年贈与は問題にならないです。(そのような規定もございません。)
毎年の金額を変動させれば問題ないかとの問い合わせもよくございますが、仮に連年贈与と言われるのであれば、額が変動しようとしまいと同じかと思います。
質問2ですが、
900万円相当額の売買という方法もあります。(持ち分になる可能性もありますが)
但し、名義が変わるため、登録免許税や不動産取得税等が必要となりますので注意が必要です。
質問3ですが、
仮にお父様の債務を引き受けるとなると、お父様に対する求償権が発生しますので、その権利を放棄すると贈与の問題が発生します。
ですから、非課税の贈与か売買が良いのではないでしょうか。

芦原孝一税理士事務所

2011/8/18 木曜日