新築住宅建築費用の親からの借用に伴う税金について

新築住宅の購入にあたり、親から3000万円を借用したいと考えております。
3000万円は月々返済していく予定です。
親の年齢は56歳です。
新築住宅の購入金額の支払いは7月末を予定しています。

この借用金に贈与税などの税金がかからない様にしたいのですが、どの様に進めれば宜しいでしょうか。

必要な手続き、書類、返済期日の設定など対策方法を教えて頂けませんでしょうか。

品川区で税理士を開業しております八木俊助です。よろしくお願いいたします。

今回は贈与ではなくお金を借りているだけなので、基本的には贈与税の対象とはなりません。ご質問は念のためより贈与税のかからないようにしたいということかと思います。

まず、借用書(金銭貸借消費契約書)を作成する必要があります。契約書には印紙を貼らなくてはならないので無理に2部作らず1部作成し、1部をコピーで済ましてもよいでしょう。
また、契約書があとから作成されたものでないことの証明として公証役場で確定日付を付与してもらうとよいでしょう。
一般的に借入金の返済は毎月返済にすることが多いので契約書にその旨をうたった上で、毎月銀行振込するよう銀行で設定し、通帳で毎月同じ日に金銭での返済がわかるようにして置きます。
ここまでやれば、税務署から贈与の指摘を受けることはないと思います。

八木俊助税理士事務所

2012/5/14 月曜日