相続税

質問させていただきます。

祖父が寝たきりになり相続税が心配になってきました。
一番心配なのは、相続税を払うために、家を手放すことになるのではないかということです。

質問
相続税のために家を手放さないようにする方法はありますか?

祖父の財産は家とアパートが二つ
生命保険には入っていません
子供が2人 養子が3人
現金はほとんどなし

ご教示よろしくお願いします。

相続税は、亡くなった方の財産について、一定の評価額を超える場合に課税されます。

財産は現預金だけではなく不動産や株式なども含まれ、それらを財産評価して評価額に直します。
一般的に土地は路線価、建物は固定資産税評価額を基に行います。路線価は国税庁のホームページ、固定資産税評価額は毎年送られてくる固定資産税の通知書に記載されています。なお、賃貸されている場合には貸家評価として評価額が低くなり、また、一定の土地については小規模宅地等の評価減という評価額を低くしてもらえるものがあります。

財産評価の合計額が基礎控除額(5,000万円+1,000万円×法定相続人の数)以下でしたら相続税はかかりません。
ご相談のケースですと、養子は3人いらっしゃいますが1人としてカウントされますので法定相続人の数は3人になり、財産評価の合計額が8,000万円までは相続税がかかりません。

まず財産評価額がどれぐらいかを把握する必要があり、その後、生前贈与などの対策を検討します。
ご不安であれば、相続が発生する前に専門家である税理士にご相談されることをおすすめいたします。

宇佐美税理士・社会保険労務士事務所

2011/1/13 木曜日