贈与税
父親が病気で働けなくなり、ローンの支払いが困難な為、父親が自己破産しまし、実家を息子である私が買い取る形で銀行からローンを組みました。
同時期に、祖父が亡くなり母親が遺産として500万相続しました。
母親が相続した500万の内300万程、私が組んだローンの返済にあてる場合贈与税は発生するのでしょうか。
父・母共に健在で実家で暮らしており、私は結婚して実家を出ている状態です。
ご質問の文面の範囲内の前提では、質問者ご本人のローンの返済を母親の資金でされているため、その部分３００万円が贈与に当たります。１１０万円の非課税限度額を超えているため、贈与税がかかります。
よろしくお願いします。
年間110万円以下の贈与であれば贈与税は発生しませんので、1年目に110万円の贈与、2年目に90万円の贈与、3年目に100万円の贈与といった形で毎年贈与契約書を作成のうえ3年程度に分けて贈与すれば贈与税は発生しません。複数年にわたるローンの返済に充てるわけですから、一括で300万円の贈与でなくても目的は達成できるのではないでしょうか。
相続により遺産を取得したのは母親です。
そのお金を母親以外の方が使用すれば、贈与税が発生します。
ただし、年間１１０万円未満であれば贈与税は発生しません。
今回のケースで言うと３００万円の一括返済であれば、贈与税が発生します。
３００万円贈与したとして、他にあなたが贈与を受けたものがない場合は、
（３００万円‐基礎控除額１１０万円）×10％
＝１９万円 贈与税が発生します。
贈与を３年に分けて行い、贈与税を０にするのか、贈与税を支払ってもローンの返済をするのかご検討ください。
