親と息子の口座からの金の移動について

私は主婦で、44歳の息子がいます。
息子の通帳は私が管理しています。
息子名義のA銀行の口座から300万円を引き出し、B銀行の私名義の口座に300万円入金しました。しかしB銀行からお金を使う予定がなくなり、B銀行の私名義の口座から400万引き出し、A銀行の息子名義の口座に400万円入金しました。

質問1
このケースは贈与税の対象となるのでしょうか。
質問2
贈与税に取消はできないのでしょうか。

ご質問についてですが

まず、考えないといけないのが、息子さん名義の預金が実際は誰のものかです。
「息子の通帳は私が管理しています。」
との記載は有りますが、実際に息子さんの収入からの蓄財で有るかが不明です。
一応、息子さんの物として考えてみます。

質問1
このケースは贈与税の対象となるのでしょうか。

ご質問からすると、次の場合に、それぞれ贈与とされる可能性が有ります。

「息子名義のA銀行の口座から300万円を引き出し、B銀行の私名義の口座に300万円入金」
・息子さんから貴方へ300万円の贈与

「私名義の口座から400万引き出し、A銀行の息子名義の口座に400万円入金」
・貴方から息子さんへ400万円の贈与

質問2
贈与税に取消はできないのでしょうか。

贈与契約の取消は、双方が了承すれば可能です。
したがって、当初の息子さんから貴方への300万円の贈与について、取り消すこととして、さらに、貴方から息子さんへ100万円の贈与を行うこととすれば、100万円の贈与だけとなります。
当然、すべての事について、それぞれ贈与契約書等を作成して、後日、証明できるようにする事は大事だと思います。

では、参考までに。

回答税理士

岡谷洋志税理士事務所

2015/1/28 水曜日