会社員の確定申告

不動産業をしております。
今回戸建購入と共に年明け確定申告を行います。
その他確定申告の際申告できるものがあれば同時に申告してみたいと思っております。
会社員でも確定申告できる内容があれば教えて下さい。

仕事で使用している携帯電話料金。
現在個人契約で2台使用中。1台は仕事専用として使用しており仕事先からは補助等ありません。

単身赴任中にかかる経費。
社宅の電気・ガス・水道
単身赴任手当は出ていません。
社宅使用費用として給与から1万円引かれています。
自宅との行き来にかかる交通費。

以上経費として扱うことは出来るのでしょうか。
年末調整や確定申告について無知なので教えて下さい。宜しくお願いします。

会社員でありながら不動産等の貸付を行っている方ですね。もし、今年中に不動産等の貸付による所得が20万円以上になると、来年3月15日までに確定申告する義務があります。不動産等の所得とは、収入金額から必要経費を差し引いて計算されます。
また、会社員である為、12月になると、会社で年末調整が行われます。その時点では不動産等の貸付による収入等は、カウントされません。他の社員と同様に所得税額が計算されます。特に不動産業に関する手続きがありません。
ただ、来年の確定申告に向けて、収入や、必要経費の把握が必要でしょう。不動産貸付にかかる費用、例えば、購入時かかる印紙税や、手数料、維持費(固定資産税や、水道光熱費)、修繕費、広告宣伝費などの領収書をしっかり取って置きましょう。他に、減価償却費の計算も必要です。更に、青色申告する場合は、65万円の控除が適用できるので、青色申告承認申請書を12までに所轄税務署に出す必要があり、複式簿記による記帳等も必要となります。
単身赴任の社宅の費用や、社宅からご自宅までの費用は上記不動産収入を得るために係る費用とならないので、必要経費には算入されないと思われます。個人用の携帯電話料は、不動産所得を得る為の通信費として一定の額については経費に算入可能です。
副業の事を会社にバレたくないであれば、確定申告時に住民税の支払の欄には、普通徴収に●をつけることをお勧めです。

下川静税理士事務所

2011/11/15 火曜日