外貨差益に対しての確定申告について教えてください。

外貨差益に対しての確定申告について教えてください。

3年ほど前から外貨預金をしています。

米ドルを数度にわたり購入しました。

リーマンショックのため、日本円が円高になった為、

3年程前から手放せずに保有していました。

このまま米ドルを保有していても変動しないので

思い切って今年の9月ごろに豪ドルに切り替えました。

最近、豪ドル安になった為に差益が発生しそうです。

インターネットで調べてみると、差益が20万円以上の場合は、

確定申告の対象になると書かれていました。

僕の場合ですが・・・

3年前に日本円で300万円で米ドルを購入しました。

今年の9月の時点で円換算で200万円ぐらいに目減りしていました。

その200万円で今年の9月に豪ドルを購入しました。

もし今、豪ドルを円に戻した場合、

230万円ぐらいになると思われます。

また、上記とは別に昨年5月に追加で豪ドルを購入しました。

いま手放せば、22万円の差益が発生すると思われます。

このような場合、

3年前に始めた金額から考えると、

100万円の差損になりますが、今年1年間だけで考えると

30万円+22万円=52万円の差益が発生します。

この場合も確定申告は必要なのでしょうか?

3年越しでの差益、差損なります。

回答をいただけると大変助かります。

よろしくお願いいたします。

個人の所得税の場合、外貨差益=為替差益は実現した時点で認識します。つまり”含み差損益”は認識せず、他の通貨に替えたときに認識します。
ですからあなたの場合3年越しの差損益で計算します。
豪ドルをすべて円転されれば、▲100万円+30万円+22万円=▲48万円となり税金は発生しません。
ちなみに為替差益は「雑所得」となり、他に雑所得があればその雑所得とこの赤字は相殺できますが、事業所得や給与所得とは相殺〈損益通算〉できません。

及川小四郎税理士事務所

2011/11/4 金曜日