フリーランスの在宅イラストレーターの確定申告

昨年1月よりフリーランスの在宅イラストレーターとして収入を得るようになりました。
昨年1年間の収入合計は53万円です。その内、経費として48万円かかりました。
経費はネットの情報などを参考に計算しました。
経費の内訳としては、以下になります。
・PC本体購入
・PCソフト購入
・家賃50%
・電気代50%
・水道代5%
・ネット代80%

【質問1】
私は確定申告は必要でしょうか?

【質問2】
振り込まれる稿料は源泉徴収分が引かれております。この場合確定申告をする事で少しでも戻ってくる事はありますか?

【質問3】
主人の扶養に入っておりますが、抜ける必要はないという認識でおりますが間違いないでしょうか?

質問は以上になります、
お忙しい中申し訳ございませんがご教授いただけると幸いです。

確定申告についての質問ですが順番にご説明します。

 まず収入と経費のうちの経費についてですが、PC本体を購入に関して、その額がPC一式で10万円以上ですと、基本的には減価償却をすることになるので、全額が経費にならない場合がありますので注意が必要です。
(なお、青色申告の届出をされている場合は少額減価償却資産の特例が適用できますので、取得額が30万円未満の場合は、合計300万円までの部分を全額経費にいれることが可能です。青色申告はその他様々な特例がありますので、オススメです。)

【質問1】
確定申告された方がよいと思います。理由は質問2で。

【質問2】
多くの場合、収入の1割ほどを源泉徴収されていると思います。確定申告をすれば、本来払うべき税額との差額が還付されることになります。仮に上記の収入と経費ですと、収入から必要経費等を差引いたもの(所得)が基礎控除(38万円)以下になりますので、他に所得が無い限り全額還付されます。

【質問3】
所得が38万円以下の場合は配偶者控除を受けることができます。上記の収入と経費の場合ですと所得が38万円以下になりますので扶養から抜ける事にはならないと思います。
 また、それを超える所得が出たとしても所得が76万円までは配偶者特別控除というものが受けられます。

どうなるかは実際の数字をみないと判りませんが、参考までにどうぞ。

回答税理士

板倉宏行税理士事務所

2015/2/24 火曜日

私の分かる範囲で記載させて頂きます
参考になれば幸いです
ご質問の内容について、経費の妥当性については利用状況の詳細が分かりませんので、解答は控えさせていただきます。
したがって、記載されている金額により解答を記載してみます。

【質問1】
私は確定申告は必要でしょうか?

所得が53-48=5万円>38万円 となり、申告要件は無い事となります。

【質問2】
振り込まれる稿料は源泉徴収分が引かれております。この場合確定申告をする事で少しでも戻ってくる事はありますか?

申告する必要は有りませんが、源泉徴収税額が有る場合、その税額について還付を受けるために、確定申告(還付申告)することは可能です。

【質問3】
主人の扶養に入っておりますが、抜ける必要はないという認識でおりますが間違いないでしょうか?

貴方の所得が38万円以下であれば、扶養についての影響は有りません。

では、参考までに。

回答税理士

岡谷洋志税理士事務所

2015/2/25 水曜日