二つの仕事を掛け持ちしているときの確定申告等の仕方

質問させていただきます。
・フランチャイズの個人塾(今年2月開設、青色事業所の申告はしていません)とヘルパーをパートで掛け持ちしています。

・個人塾の方がロイヤリティを引く前の収入が月8万近く、ロイヤリティや経費を差し引くと利益は月3万程度です。
ヘルパーの方は多いときで月1万円程度です

・主人はサラリーマンです。現在扶養に入っていて、扶養からはずれないように働きたいと思っていますが、個人塾の方はロイヤリティを差し引く前の「収入」が扶養の基準になると聞きました(約10万以内)。

≪質問1≫
・収入とはロイヤリティを差し引く前の金額をさすのでしょうか?

≪質問2≫確定申告の際は個人塾の「収入」とヘルパーの「給与」を合算して「収入」となってしまうのでしょうか?

≪質問3≫確定申告は、白色申告、青色申告どちらでした方がいいのでしょうか?
それとも兼業しているのでもっと違う手続きになるのでしょうか?

≪質問4≫夫の扶養をはずれないようにする方法を教えてください

はじめまして。
税理士の吉川と申します。

≪質問1≫
・収入とはロイヤリティを差し引く前の金額をさすのでしょうか?

ご質問の通り、収入はロイヤリティを差し引く前の金額です。

≪質問2≫確定申告の際は個人塾の「収入」とヘルパーの「給与」を合算して「収入」となってしまうのでしょうか?

まず、個人塾の収入は、事業所得に該当するものと思われます。
また、ヘルパーの収入は、給与所得に該当するものと思われます。
上記の前提のもと、ご説明させて頂きます。

税金計算の場合は、「所得」に基づき計算を行います。

ヘルパーの「給与所得」は「給与収入」から
「給与所得控除」を控除した金額となります。

また、個人塾の「事業所得」は、収入(=売上)から
経費を差し引いた金額となります。

確定申告の際は、「給与所得」と「事業所得」を
合算して、税金の計算をします。

≪質問3≫確定申告は、白色申告、青色申告どちらでした方がいいのでしょうか?
それとも兼業しているのでもっと違う手続きになるのでしょうか?

「青色申告」は、事業所得に関する申告方法となります。
青色申告を選択した場合、複式簿記での記帳や
各種帳簿の保管が必要となり、手間がかかりますが、
年間65万円の青色申告特別控除というメリットがございます。

≪質問4≫夫の扶養をはずれないようにする方法を教えてください

給与所得+事業所得が年間38万円を超えないようにすれば、
御主人様の扶養のままとなります。

以上となります。
ご不明な点等ございましたら、追加のご質問を
お待ちしております。
よろしくお願いいたします。

吉川直樹税理士事務所

2012/8/3 金曜日