妻の親からの贈与

妻の両親から400万円の贈与がありました。妻への贈与なのですが、私名義の銀行口座に振り込まれてしまいました。

私には、申告の必要がありますか?

また、妻は専業主婦ですが、贈与税を払う義務があるのでしょうか。

贈与税は、実質的に贈与を受けた人に課税されます。
ご相談者場合、奥さんの口座ではなく、ご自身の口座に奥さんのご両親から振り込まれたということですが、取得される住宅が400万円分が奥様名義で登記(共有名義)されるのであれば、その振り込まれた資金は奥様に対する贈与という解釈になります。
したがって、申告の義務はご相談者ではなく奥様にあります。
また、奥様が専業主婦で所得が無いとのことですが、所得の有無に関係なく、一定の金額を超えて贈与を受けたときは申告及び納税の義務が生じます。

住宅取得資金の贈与を受けた場合に有利になる制度として『相続時清算課税制度』があります。この制度は、年齢が65歳以上の父母から贈与を受ける場合に相続時清算課税制度選択届出書を提出すると2,500万円までは贈与税額を支払う必要はありませんし、一定の住宅資金の贈与であれば、3,500万円までの金額が無税で贈与できます(この場合は父母の年齢が65歳未満でも適用可能)。

2006/11/6 月曜日