はじめての税理士選びとは
はじめての税理士選び。不安ではありませんか?どういう基準で探せばよいのか?
会社の売上げが伸び、経理のボリュームも出てきたとき、決算処理なども含めて、税理士探しがはじまります。そんな時、いったいどういう基準で税理士を探したらよいのでしょうか?報酬料金はもちろんですが、それよりも大事なのは税理士との相性・人柄です。
今回は、はじめて税理士を探される方のために、税理士選びについて、福山税理士にインタビューしてみました。
税理士 福山 裕章 氏 1966年兵庫県神戸市生まれ。神戸市立葺合高等学校卒業後、簿記専門学校を経て阪神間の複数の会計事務所に勤務。神戸学院大学 大学院 法学研究科を修了し、2005年に税理士登録。三村会計事務所のパートナー税理士として、播磨地域を中心に活動。2007年兵庫県明石市に「ふくやま税務会計事務所」を開設し、経営者のベストパートナーを目指し日々奮闘中。 |
新潟税理士紹介センター: 本日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございます。まずはじめて税理士さんを探す方には、どんな方がいらっしゃいますか? 福山税理士: よろしくおねがいします。そうですね、いろいろな方がいらっしゃいますが、売上げが上がって、経理のボリュームが増えた方。経理の方法がわからない方。売上げは上がっているが、人を雇うまではいかない方。というのが多いですね。経理というのは、社内の中で、どうしても後回しなりがちな部分です。といっても、そうも言っていられない。という方が多いと感じます。個人事業主の方もいらっしゃいますし、もちろん法人設立したての方などもいらっしゃいます。 |
新潟税理士紹介センター:
なるほど。では、さっそくですが、はじめて税理士さんを選びについて、いろいろな、基準があるかと思うのですが、はじめて税理士さんを探される方は、その基準すらわからないという方が多いと思います。そのあたりから、教えていただけますでしょうか?
福山税理士:
わかりました。ではまず、税理士を選ぶ基準として、私が思いつくのは以下があります。
報酬料金から選ぶ
月額顧問料・決算料金などの報酬から選ぶパターンですね。これが一番多いと思います。はじめて税理士にお願いされる方にとっては、新たに予算を作るわけですから、どうしても「安くでやってくれる税理士」ということから探される方が多いと思います。報酬料金は確かに大事ですが、報酬だけで選んでしまうと最終的に、失敗してしまうケースも多いようです。
距離から選ぶ
自社と事務所の距離から選ぶパターンです。自社と事務所が、近い方が書類のやり取りや、社長さんが外出ついでに、事務所に寄ったりできる。というメリットがあります。
年齢から選ぶ
税理士の年齢から探すパターンです。年齢が高い方の方が、経験が豊富そうであったり、若い方の方がフットワークが軽そうというイメージがあるようです。
相性・人柄から選ぶ
税理士の人柄や、自分との相性から探すパターンです。自社と価値観や考え方が似ている。親身になんでも相談に乗ってくれそう、相談したときに、わからないことがあっても、代わりに調べてくれる。相談したときに、税理士さんなりの意見を言ってくれるなど。いろいろなメリットがあります。
新潟税理士紹介センター: ありがとうございます。では、はじめての税理士選びにおいて、この中で、もっとも重要だと思われるのはどれでしょうか? 福山税理士: やはり相性・人柄は重要ですね。報酬料金も大事なのですが、それが一番ではないですね。 新潟税理士紹介センター: なるほど。相性と人柄ですね。それはなぜなんでしょうか? |
福山税理士: やはり、事業をしていく中で、会社が傾くこともあるかもしれません。会社の創業期は、本当にいろいろな問題も起こり、大変だと思います。そんなときに融資など、資金繰り面で頼りになる。いくら報酬が安くても、そこで頼りにならなかったら、税理士さんを頼んでいる意味が無いといってもよいと思います。社員の給与に関することや、取引先とのこと、就業規則や保険のことなど。その中には、税理士の仕事ではない案件も多くあるのですが、社長さんとしては、相談する先がないので、身近な税理士に相談されます。 |
福山税理士:
相談したときに、わからないことがあっても、単純に「知りません、わかりません」で終わる人もいれば、「わからないので、今すぐ回答できませんが、すぐ調べて明日の朝には回答します」と、がんばってくれる人もいる。そういう税理士と、がっちりタッグを組むべきです。そういう税理士であれば、逆に、年齢や距離などはあまり重要ではなくなってきます。
新潟税理士紹介センター:
なるほど。そのあたりで福山先生は、お客さまに対してどのように、されていますか?
福山税理士:
私の場合は、お客様のところに訪問して、経営者の方と直接お話することが、とても好きなので、お客様のところには、月に2・3回訪問することも多々ありますね。直接お会いすると、こちらが予想もしていない相談をされたり、いろいろ発見があったり、お客様には喜んでいただいています。
今は、インターネットが普及して、たくさんの情報がメールでやりとりされています。しかし、なんでもメールで解決することはないと、私は考えているんです。直接会ったときでないと、出てこない話や相談、普段直接会っているからこそ、メールなどのツールを使ったコミュニケーションが活きてくるのだと思いますね。
料金に関しても、私の場合は、「とりあえず初年度はこれだけで、来年度は、事業の具合をみて、また相談しましょう」と言います。税理士側からしても、先に値段の交渉から入ってくるお客さんとは、うまく話が進まないケースが多いと聞きます。最終的には同じことなんですが、入り口が違うだけで、すごく良いマッチングすることがありますね。
入り口を相性からにして、相性の合った税理士さんに、なんとか初年度は安くしてもらう。その代わり、税理士さんの負担をなくすため、自社で書類の整理やファイリングなどをやるようにする。というように、このようなことが、たくさんできるようになるんです。もっと他にもあります。
新潟税理士紹介センター:
では、具体的にどのような、流れで税理士さんを探すのが良いと思われますか?
税理士選びは、相性が命!たくさんの税理士に会おう!
福山税理士: まず、できるだけたくさんの税理士さんを会うことでしょう。いろんな税理士がいるので、これは何においても言えますが、やっぱり相性の合う・合わないというのはあります。自分の知り合い関係や、新潟税理士紹介センターさんのような紹介業者さんを使って、できるだけ多くの人と会ってみる。そして「この人なら、なんでも話せそうだな。」という税理士をピックアップして、その税理士と報酬の相談をする。そこで、報酬の交渉がうまく進んで成約できれば、一番良いですね! 新潟税理士紹介センター: ありがとうございました! |