節税対策について

夫の両親は、貯金が1億円程度あり、節税対策として、私たち夫婦のために家を建ててくれると言っています。
ただし、家と土地は義父の名義で購入し、義父が健在の時は義父の名義のまま私たちが居住させてもらい、義父が万が一の時には私たちに相続すると言っています。

質問1 上記の方法が、節税対策になっているのかよくわからないので教授ください。
義父いわく、2015年から相続税の非課税枠が引き下げられる可能性があるから単純に現金を相続するより節税になると言っています。

家族構成(計6名)
 夫の両親、夫の弟
 夫、妻(私)、子

質問2 もし、すべて現金で相続した場合、我が家にはどれくらいの相続税がかかるのでしょうか。(我が家:夫、妻、子)

質問3 他に何か節税対策があれば教授いただきたいです。よろしくお願いします。

山口市の匿名さん、初めまして。岩国市の税理士森川寛子と申します。
「夫の両親は、貯金が1億円程度あり、節税対策として、私たち夫婦のために家を建ててくれると言っています。」・・・結構な事ではありませんか。ご両親様にはきっと税理士がついていて、アドバイスをして貰っているのではないでしょうか。たとえお父様名義の土地建物でも、家を建築する段階で設計その他いろんな経費がかかり、完成した家屋には固定資産税評価額が実際の家屋価格の70%で評価されるという事になっています。相続税ではその70%評価額がそのまま採用されますので、新築段階で30%以上の節税が出来ているのです。その上住んでいる年数が経てば経つほど家の評価額は下がっていきますので、ここでも節税となります。敷地の土地についても、ここのところずっと土地の値段が下落していますので、相続の時には買った段階より節税出来ている可能性が高いでしょう。
節税対策は色々とありますが、せっかく家を建てて住まわせてやろうとおっしゃるご両親様の好意を受けられるのがよいと存じます。相続税については、お母様がどの位の遺産を貰われるかによって0の場合もありますし、今はご両親様にお任せなさっては如何ですか。

2012/2/24 金曜日