贈与税なしでできますか?

母名義の貸家が、私と母の共有名義の土地に建っています。賃貸契約は母が家主、家賃も母名義の口座に入金されます。母には土地なども含め数千万円の資産があり、家賃収入で貯金残高はさらに増えそうです。

質問1
相続税対策で、家賃収入の口座から毎年110万円を私に送金してもらい、贈与の相互意志を書面化し、2人で捺印しようとしています。これて贈与税はかからなくなりますか?

質問2
さらによい相続税対策がありますか?母の資産の大半は土地と住宅。現金はいまは私と妹が父から相続したばかりで、母は多額は持っていません。

質問1.この契約の仕方は単発の贈与とは考えにくく、毎年贈与することが当事者であらかじめ合意することとなりますので、一定期間或いは生涯贈与を受ける期間の総額を、財産評価通達に従って評価して贈与税の課税対象とされるものと思われます。
 課税を避けるためには、年々の単年度の契約をし、実行する必要があります。

質問2.相続税対策としては暦年課税の贈与がいいでしょう。お母様の年齢等を考えて、上記質問1の回答をよく理解し実行されるのがいいと思います。
一度相続税の額や負担割合を試算し、それを下回る贈与税であれば、税を負担しても暦年贈与を実行した方がいいでしょう。

2011/10/24 月曜日