贈与税について質問いたします。

88歳の母が、400万円を私の銀行口座に振り込んでくれました。
贈与税がかかるとは知らず、自分に何かあった時に、
使ってもらうつもりで振り込んだようです。

この場合、私は贈与税の申告をしなければいけないのでしょうか?

もしそうなら、母に返金したいのですが、
私から母の口座に振り込んだ場合、
逆に母に贈与税がかかるということにはなりませんか?

どのような方法で返却すればよいのか回答をおまちしております。
ちなみに母が亡くなった場合、私が相続するものはほとんどありません。

1.現状を容認するならば、贈与税の申告が必要です。

理由 :
贈与とは、
当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与えるという意思を表示し、
相手方がこれを受諾することによって成立する契約です(民法549条)。

したがって、
「贈与のつもりはなくとも」入金状態を容認すると、
贈与を受けたものとして取り扱われます。

2.母への返金は、
あなたから母の銀行口座に、
振り込み返金がいいと思われます(証拠として残ります)。

理由 : 
「母が誤って私の口座に振り込みましたので、
 私は、直ちに返金しました。」
これで、母の口座に400万円の入金記帳がされますので、
贈与税の対象になりません。

3.合法的に400万円を手に入れる方法。
毎年、贈与税の非課税範囲である、
110万円を母から頂く(贈与を受ける)ことにしましょう。
4年間で400万円を無税で手に入れることが出来ます。

4.相続税は、発生しません。
なんらご心配することはありません。

山口経営会計事務所

2007/9/6 木曜日