高齢の祖母がうつ病になり、定期預金を解約した場合

半年前より、うつ病となった祖母がいます。加速的に症状が重くなっていることと、実の息子(独身、無職、別居)が度重なるお金の無心をしているため、実の娘(私の母)が祖母との相談の結果、定期預金と終身保険の解約をしている段階です。

実の息子(私の叔父)はお金を渡すと暴れないのですが、典型的なアダルトチルドレンのため、要求がみたされないと暴力を振るいます。
最近では、祖父母の家に入り浸るようになってしまいました。

祖父も喉頭癌を数年前に患った際に声帯の摘出をしているため、声は出ず高齢なこともあって、今ではほぼ寝たきりの状態になっています。

祖母と母が解約する保険と定期預金は多額になるため、とりあえずは母が預かるようですが、そのあとどうすればよいのでしょうか?

また、多額になると税務署は必ず発見してくるのでしょうか?

川崎市の税理士の五味英樹と申します。
私見ですが、ご回答差し上げます。

祖母の方が解約する保険、定期預金は息子さんにお金が流れないようにするためでしょうか?
もしも、そうなのであればあなたのお母様が単にお金を預かるだけでしたら、贈与税はかかりません。
ただし、贈与とみなされないために「預かり証」を作成しておくことをお勧めいたします。
当然、お母様の財産であることに変わりはないので、もしも祖母の方がお亡くなりになれば「相続財産」となりますのでご留意ください。
アダルトチルドレンである息子さんがいると何かと大変ですね。
ちなみに、税務署は恐らく相続が発生(祖母の方がおいなくなりになる)するまでは財産の異動を把握しないと思われますのでご安心ください。
相続税の課税財産として相続税の申告をすれば問題ありません。

以上、回答とさせていただきます。
宜しくお願いいたします。

税理士 五味英樹事務所

2012/10/3 水曜日