個人事業主の平均課税制度について

現在、個人事業主として活動しております。
といっても、一昨年までは無職であったのですが(株式配当金や株式売却益等で細々と生活しておりました)、昨年に入り、知り合いの事業立ち上げを手伝うことになりコンサルタント業として個人事業主の登録をしました。

契約は数ヶ月ごとで金額もまちまちだったのですが、立ち上げも大成功で最後にご褒美としてある程度まとまったお金をもらって結構な金額になりました(最高税率に到達するぐらいのレベル)。
今年の春までは残務もあり契約を昨年末に結びましたが、その後は何も決まっておらず、おそらくまた元の生活に戻るようです。よって今年の収入は昨年とはかけ離れたものになることが予想されます。

(質問)
そこで現在、確定申告の作業をしておりますが、平均課税制度があることを知り、私の場合にこれが活用できないかと考えております。

作家とか特殊な仕事だけとかいう説明もあったりして分からないのでこの辺を教えていただけないでしょうか?
何卒よろしくお願い申し上げます。

初めまして。税理士の森川寛子と申します。
 結論から申し上げますと、kyamada様のコンサルタント業に係る収入は変動所得・臨時所得とはなりませんので、平均課税の適用を受ける事は出来ません。
 変動所得の範囲は漁獲、著作権の使用料、原稿又は作曲の報酬と決められています。また臨時報酬については、3年以上の期間について役務の提供を約すことにより一時に受ける権利金や頭金や報酬を指します。きっちりと当てはまるケースが決められていますのでkyamada様のようにその年だけ売上が多額だったというだけでは、平均課税による税額計算はできない事になっています。

2012/2/27 月曜日