パート社員の年収額について

経理の仕事をしております。
当社で雇っているパート社員の年収が103万円を超えそうな状態です。
本人から、103万を超えそうであれば来月は勤務しないほうが良いのではないかと申し出がありました。

・パート社員の方は、夫が加入している社会保険の扶養になっています。
・夫に「年収103万円以下が条件の家族手当」があるかどうかは未確認です。
・夫の年収は不明です。

<質問>
夫に家族手当がないものと仮定して、以下の場合について、具体的にどのくらい税金が増えるか(手取りの収入が減るか)教えていただきたく思います。

・年収300万円の場合
・年収600万円の場合
・年収900万円の場合
・年収1200万円の場合

不明点が多く申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

ご質問の内容は配偶者控除の有無による税金の変化であると思います。配偶者控除が所得税・住民税共になくなったものとした場合の増税分は下記のような感じになると思われます。
ここでは、社会保険料控除は収入の13%とし、課税所得が住民税の非課税枠は超えているものとします。
さらに扶養状況等所得控除対象となる他の条件が、わからず、その条件後の所得により限界税率が変わる可能性がある為、増税予想額には幅があります。

・年収300万円の場合
 所得税・住民税で年間約60,000円
・年収600万円の場合
 所得税・住民税で年間約90,000円~100,000円
・年収900万円の場合
 所得税・住民税で年間約110,000円~120,000円
・年収1200万円の場合
 所得税・住民税で年間約130,000円~140,000円

大まかな概要値ですが、参考にしていただければと思います。

平井直文税理士事務所

2011/12/13 火曜日