白色から青色申告への切り替え

はじめまして。
フリーランスで、過去3年程、eタックスによる白色申告をしてきました。
22年度は経費が例年よりもかかっていることから、また、貴日本税理士紹介センターHPにて青色と白色の違いをまとめた一覧表を確認したところ、平成22年度分より、青色に切り替えた方がいいのではないかと思っています。
そこで3つ質問させてください。

<1>
青色への切り替え続きは、「青色申告にする年の3月15日迄に提出 」とのことですが、平成22年度申告分は来る3/15までに提出すれば宜しいのでしょうか?それとも、H22の3/15までにする必要があったのでしょうか?

<2>
青色申告の必要があるか、また、必要でない場合、損得の観点からした方がいいか、ご教示いただけますか。

収入源・報酬形態、経費等について、簡単に説明させていただきます。

フリーランスとして、特定の一団体と業務委託契約を締結し、収入の99.9%以上はこの業務委託によるものです。
月額一定の金額を所得税10%引きで受け取り、毎年「支払調書」が発行されます(22年度の支払額は700万円強)。
諸経費は自己負担で、22年度は15~20万円くらいになります。この経費には、移動交通費、郵便・宅急便、資料代、備品、礼品分です。基本的に出向先での仕事で、事務所(自宅)での仕事量が少ないことから、賃貸料、光熱費、携帯電話を含む通信費を事務所経費として計上することは考えていません。

<3>
今年の6月前後から、収入が半減する見込みです(23年度の見込み収入300~400万円以下等)。これもあり、22年度分に少しでも多く還付金が返ってくればと思っています。
ただ、収入減が見込まれることから、22年度分を青色に切り替えても、23年度分または24年度分は白色に切り替え直す可能性が大きいです。
これは可能でしょうか?

以上です。
恥ずかしながら、税金等に関しては勉強不足甚だしく、青色申告時に提出する各種計算書の作成がどの程度手間のかかることか全く分っておりません。

申告締切前の多忙期に恐縮ですが、上記について御回答いただけると幸いです。
どうぞ宜しく御願い申し上げます。

質問1
22年分に関しては22年3/15までに
承認届出書の提出しなければなりませんでした。
23年3/15までに提出すれば23年分以降の
青色の承認ということになります

質問2
青色申告だと最低でも
特別控除10万円の控除が受けられます。
貸借対照表をつけると
特別控除65万円の控除が受けられます。
青色の要件として
法定の帳簿書類を作成して保存しなければなりません。
現金出納帳、売掛金台帳、買掛金台帳
経費明細書、固定資産台帳などです。
帳簿付けが面倒でなければ、青色を選択して
節税するのが望ましいでしょう。

青色の取りやめ届を出して、
白色に変更することはできますが、
更に青色への変更となると
一定の期間を経ないと、
承認されない場合がありますので
コロコロ変えるのは好ましくないかもしれません。

上間智志税理士事務所

2011/3/9 水曜日