副業の確定申告について

現在、正社員としてA会社で働き、今年の10月から副業を始めました。
副業の収入は10月から12月の期間では20万円に達しないと思います。

A会社は副業を禁止しており、副業が分かると解雇されてしまいます。

尚、A会社、副業先ともに源泉徴収されています。

質問1
先日、A会社から「給与所得者の扶養控除等申告書」の提出を求められました。
記入する際に注意すべき点はありますか。

質問2
今後も副業は続けていきたいと考えています。確定申告等、A会社に副業が分からないようにする上で注意することはありますか。

基本的な知識も浅く、ご迷惑おかけしますが、ご回答よろしくお願いいたします。

質問1
本来、2箇所から給与を受けている人はどちらかにしか扶養控除申告書を提出することができません。A社に提出する際、特に注意して書くこともないと思われます
ただ、副業先にも、同じ書類を提出することはできませんので注意が必要です。A社では年末調整がされて、副業先では年末調整はされません。
質問2
副業先に税務調査が入った場合、源泉所得税の関係の書類を調査されて、あなたが副業先にも扶養控除申告書を提出していて、2箇所給与が指摘され、副業先に迷惑がかかるかもしれません。
世間一般では、確定申告時に、第2表に、給与所得以外の金額は普通徴収にするという項目があり、そこにチェックをすると大丈夫といわれていますが、副業も給与所得なので、合算されるのではないかと思います。例えば、第2表に副業先の分は普通徴収でとわかるようにしておくとか、市役所に連絡をいれてその様にしてもらうとか。
しかし、市役所の担当員のミスにより、合算されてA社に合算されて住民税の徴収通知がいくかも知れませんので、こればかりはご自身の責任でやるしかないと思います。

上間智志税理士事務所

2011/2/10 木曜日