駄菓子屋を開業しましたが青色と白色、どちらで申告すればいいですか?

今年の4月末から趣味で小さな駄菓子屋を開業しました。
税務署へも開業届を提出しました。
定年退職をして収入は年金のみです。

毎年確定申告はしていましたが
駄菓子屋を始めたのでこちらの申告を青色と白色の
どちらでやるのがいいのか分からず相談しました。
 
駄菓子屋は週3日程の開店で売り上げは1日平均4~5千円程度
毎月の光熱費が捻出できるかどうかで利益はほとんど
無いと思います。
場所は親戚の車庫を提供して頂いてます。

できれば簡単な申告が望ましいのですが
どちらで申告するのがいいのでしょうか?
宜しくお願いします。

回答致します。

ご質問の状況からすると、白色でいいかなと考えます。

白色申告と青色申告の違いを簡単に示すと以下の通りです。
【特別控除(所得から差し引くことができます)】
白色・・・なし
青色・・・10万円又は65万円

【決算書の作成】
白色・・・作成義務なし(収支内訳書を作成)
青色・・・貸借対照表。損益計算書の作成義務あり

【専従者(家族従業員への支払)】
白色・・・配偶者は86万円まで
青色・・・仕事内容からして妥当であれば金額制限なし

【赤字の翌年への繰越し】
白色・・・なし
青色・・・あり

確かに青色は10万円又は65万円の控除が受けられますが経理にそれなりの時間・労力がかかります。ほとんど利益が出ない状況ならばあまり節税のことを考える必要がないので白色でいいかと考えます。

回答者

東和宏公認会計士・税理士事務所

2015/5/14 木曜日