原稿料の確定申告について

私はサラリーマンとして給与所得(年収450万円)のほかに、原稿書きのアルバイトをして年間200万ほどのその他収入があります。

原稿料は源泉徴収で10%を税金として支払い先から納税していますが、確定申告すれば税金の戻りがありますでしょうか?

今まで確定申告をしたことがありませんので、今回税金が戻ってくるなら確定申告しようと思うのですが…。

よろしくお願いいたします。

ご質問内容を拝見する限り、税金の戻りがあるかないかにかかわらず、必ず確定申告をしなければなりません。
サラリーマンの方は、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円を超えていれば、必ず確定申告をしなければならないこととなっています。

ですから、この条件に当てはまる限り、過年度分につきましても「期限後申告」を速やかになさってください。
なお、国税の徴収は、納期限から5年(偽りその他の場合は7年)となっていますので、ご参考になさってください。

居林順二税理士事務所

2010/3/15 月曜日

この場合は「確定申告すると、その源泉税分が戻ってくるので確定申告したほうが良い」ではなく、
「確定申告しなければならない」
のケースに該当するかと思われます。

給与所得のほうは源泉徴収票の左から二番目の「給与所得控除後の金額」に出ているかと思います。450万円なら306万円です。

そして原稿料は雑所得と思われますが、その原稿を書くための用紙代、ペン代、出版社投稿のための郵送料などの経費をまとめ、「原稿料収入-経費」によって計算します。

その2つの所得を合計し、それから計算された税額から源泉徴収された税額(給与で源泉徴収された分は源泉徴収票に書いてありますし、原稿料の分は出版社などが発行する支払調書に書いてあります)を引いた分が「支払うべき税額」OR「戻ってくる税額」です。

したがって、詳しい金額を聞かないと戻ってくるかどうかはなんとも言えず、支払うほうになるかもしれません。
しかし、支払うほうになったとしてもこの場合は確定申告をしなければならないと思います。

2010/3/15 月曜日