雇用形態が変わり、会社員から個人事業主になります。

現在会社の社員として司会の仕事に携わり雇用保険・社会保険に加入しております。

このたび会社の雇用形態が変わり社員としてではなくフリーランスになり現在の会社から仕事を受けるという形態に変更予定です。
現在まで確定申告を行ったことがなく、青色と白色の違いも判りません。
現在の年間所得はいろいろ引かれる前の金額で360万円ほどです。
現在年齢51歳・77歳の母を扶養しております。

(1)個人事業主として申告をする場合どのようにしたらよいのでしょうか。
会社からは源泉徴収票を発行してもらうのか、請求書で毎月会社に請求するのか選択するようにと言われております。

(2)自宅を事務所にしようと考えていますが、経費として認められるでしょうか。

(3)個人事業主の場合青色か白色どちらで申告すればよいのでしょうか。

以上よろしくお願い申し上げます。

お答えします。
今回のケースでは下記にご注意下さい。

1.会社から源泉徴収票を発行してもらうのか、請求書で毎月会社に請求するのか
確定申告ではいずれを選択しても売上には変わりませんが、源泉徴収が行われるかの違いです。
会社から源泉徴収票を入手する方法は、会社から源泉徴収されるため、確定申告により、源泉徴収額を精算することになります。その他、その会社の専属契約として家内労働者等の必要経費の特例65万円の控除を受けることも可能です。領収書がなくても65万円までなら必要経費と認められる措置と考えて下さい。
それに対して、請求書を発行する場合は、その会社以外に対しても広く事業を行っているとの前提です。

2.青色と白色の違い
青色と白色の違いですが、開業当初では赤字を繰り越せること、青色の方が親族へ支払った経費が認められる余地が大きくなること、更に最大65万円が経費と認められることがメリットと考えて下さい。
その代り複式簿記による帳簿作成が要求されます。
もちろん、白色でも自宅を事務所にして経費は認められます。
上記メリット・デメリットを勘案して決定して下さい。

回答税理士

坂田公認会計士事務所

2014/6/29 日曜日