確定申告の必要性

美容関係の自営業者です。

これまでの確定申告は、店のその日の売り上げや毎月の仕入れ、
店の経費として使ったり買ったりしたものなどレシートをもとに帳面にまとめ、それを税理士の先生にお渡しし、書類作成をして頂いてきました。

売上は少なくなる一方で、現在は年金も全額免除して頂いてる状態です。

◎質問
先日(昨年11月末)この先生から連絡を頂き、「売上も少ないので、来年からは申告の必要はありません。ただ帳面だけはちゃんとつけておいて下さい」と言われたのですが、実際営業は続けていても、収入が低いと申告の必要はないのでしょうか?

もし、必要がないとして、また申告をしなければならなくなるのはどんな時ですか?

◎質問
もう1つつまらない質問なのですが、美容関係の仕事をしていて、日々の化粧やメイクの勉強などは必須です。
メイク用品などを購入した場合、これは必要経費として認められたりするのでしょうか?

近々、お世話になっていた税理士先生は廃業されるそうで、
もし今、自分で申告関係の書類を作成しなければならなくなったら、完全にパニックです…

拙い文面で恥ずかしいですが、
以上の二点、お教え頂けたらと思います。
よろしくお願いします。

 ご質問の文面からわかる範囲でお答えいたします。

1.確定申告について
 
 事業所得の金額が所得控除の合計を超える場合は申告の必要があると思われます。
(所得控除とは、生命保険料控除や扶養控除などのことです。)

 現在の税理士さんは、現状から
事業所得の金額≦所得控除の合計額
となると見込まれ、申告が不要とおっしゃられたのだと思います。

 しかしながら、この判定は、事業所得の金額と所得控除合計額が判明してはじめて判断がつくものです。そして、そもそも所得税法の規定により記帳義務はあります。ですので、日々の記帳は必須です。
 
 従いまして、次回確定申告がいつ必要になるかは事業所得と所得控除の状況により、いつでも必要が生じる場合があります。

2.メイク用品の必要経費算入について
 
 ご質問に記載されているメイク用品については必要経費に算入できるものと思われます。

西宮Ebis会計事務所

2013/1/28 月曜日