賃貸を行っていた不動産の売却に関する確定申告について

【経緯】
・30年前にマンションを取得し、10年間自家として使用(取得金額 約2500万円)した後、貸家として使用してきました。取得時の私の持分比率は95/100、妻の持分比率が5/100です。
なお、不動産収入金額は全て私の所得として青色申告をしてきました。2011年末の未償却残高は約1300万円(1200万円を減価償却済み)。
・このマンションを、2012年1月20日に賃借人に約1900万円で売却しました。

【質問】
Q1.2012年の青色申告の取りやめ届出を行っていないので、1月19日までの賃料収入は青色申告し、経費として1か月分の償却費(約4万円)を計上することで正しいでしょうか。

Q2.不動産の長期譲渡所得の確定申告は妻と私の2名とも必要でしょうか。その場合、計算は以下のようになると考えていますが正しいでしょうか?
Q2-1妻の譲渡所得金額は、(1900万円-2500万円)×5/100 ⇒譲渡所得なし
Q2-2私の譲渡所得金額は、1900万円×95/100-(2500万円×95/100-(償却分1200 4))=630万円

ご回答差し上げます。

正しい確定申告は、ご主人95%、奥様5%での確定申告です。(ただ、全額が申告されているので税務署はうるさく言わないと思われます)

Q1
 おっしゃる通り、1カ月分の償却は可能です。
Q2
 不動産所得の申告はそれぞれ各人が行うこととなります。
Q2-1
 1900万円△1300万円=600万円
 600万円×5%=30万円 →妻の譲渡所得
Q2-2
 1900万円△1300万円=600万円
 600万円×95%=570万円 →ご主人の譲渡所得
 となります。 
補足
 当然ですが、譲渡費用(仲介手数料屋印紙代など)も経費として引けますのでご留意ください。

以上、ご回答とさせていただきました。
何卒、宜しくお願いいたします。

税理士 五味英樹事務所

2013/1/11 金曜日