節税と脱税の違い

ニューズなどでよく「脱税で○○会社の社長が逮捕された」ということを聞いたりしますが、脱税と節税の違いとはなんでしょうか?教えてください。

節税と脱税は明確に違います。端的に言えば、適法であれば節税、違法であれば脱税ということになります。
税法上規定されている優遇措置を受けるためには、納税者自らがその適用を受けるための手続き等が必要です。その適用要件を満たしているかどうかの判断や、選択適用の場合の有利判定などを正しく行なうことにより、納税額を減らすことなどが節税と言えるでしょう。
一方、意図的に、売上除外や経費過大計上などにより所得を少なく申告することで、納税額を減らそうとすることが脱税ということになります。但し、過失であれば、脱税とまでは言いません。

ジェイシス税理士法人

2006/11/14 火曜日